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オーバム速報: モバイルネットワーク事業者はデータ通信の収益性向上のための新たな取り組みが必要

2011年3月7日

データモニターグループ (英文社名: Datamonitor 本社: 英国) の ICT に特化したリサーチ・アドバイザリ・コンサルティングの事業会社オーバム (英文名: Ovum) によると、モバイルネットワーク事業者 (MNO: Mobile network operator) は、増収、コスト管理、固定客の確保のため、よりスマートなネットワークの管理方法、そしてデータ使用量に応じた課金方法を確立する必要があります。

オーバムの最新市場調査レポート (注*) によると、急増するデータ通信量の管理、収益性の向上、個々の顧客ニーズへの対応、ネットワークの応答速度の向上、顧客の利用時間の増加などの課題へのソリューションとして、MNOは、ネットワークポリシーの管理の下、ビジネスサポートシステムで保管されている顧客データを活用する必要があると指摘されています。

レポートの執筆者でオーバムの主席アナリスト、クレア・マカーシー(Clare McCarthy)は、「3Gデバイスとスマートフォンの驚異的な成長により、モバイルブロードバンドの普及は増加の一途をたどっており、データ通信量も急増しています。このことは、ネットワーク容量とスペクトラムにとって限界に近いプレッシャーとなっています。通信量の増加に収益の増加が追いついていません」と、述べています。

「ポリシーを拡大すれば、事業者はよりスマートな課金プランを編み出し、収入の安定のみならず顧客サービスの向上、自社のモバイルブロードバンドネットワークの通信量のコントロールが可能となります」

オーバムの予測では、モバイルブロードバンドユーザーは、全世界で2015年までの5年間に複合年間成長率(CAGR)28%の増加が見込まれています。西ヨーロッパや北米の開発市場における成長率は堅調でありつつも、最も力強い成長を見せるのはアジア太平洋地域、中東、アフリカの振興市場で、これらの地域のCAGRは35%を越えると予測されます。アジア太平洋地域だけでも、モバイルブロードバンドの接続数は2010年の3億3,290万から2015年には15億件まで上ると見られています。

3G ドングルやスマートフォンはブロードバンドデータアプリケーションへの需要を後押しし、またスマートフォンやタブレットでは動画サービスの利用が増加するでしょう。

マカーシーは、次のように指摘しています。

「MNOの中には、夜間や週末の利用に対する割引や1ヶ月の使用量に上限を設けたを限定するといったプランを用意している事業者もあります。しかし、この方法は十分とは言えず、解決されるのは問題の一部に過ぎません。高価値の顧客からより多くの利益に結びつく機会を活かせていません」

「セグメントに特化したデータプランは、収益を伸ばすとともに、顧客満足度の向上にも有効な手段です。理由の一つとして、企業は世帯と比べて、帯域幅、プライオリティーサービス、事前に決められるアクセス管理などの有料サービスを利用する可能性が高いですためです」

また、新興市場では、特定のアプリケーションへの「バイトサイズ」アクセスの販売により、消費者セクターにおける消費を促進できます。MNOが一定の期間内でソーシャルネットワークサービスへのアクセスを低コストで提供する事が出来れば、サービスのコストパフォーマンスの良さをアピールでき、ユーザにとって魅力的なサービスと映るでしょう。データ通信をオフピーク時にずらし、サービスの質や顧客満足度の事業全体からの改善も実現可能です。

アジア太平洋地域では、革新的なモバイルブロードバンドの課金方法が登場し、事業者はFacebookなどのソーシャルネットーワークサービスの利用に対する課金を行っています。例えば、フィリピンのGlobe Telecomは大画面のモバイルブロードバンドユーザに対し、1日あたりの定額料金を課金し、Facebookの無制限アクセスを提供しています。

「この方法は、単純でありながら効果的で、一人の顧客に上乗せしてARPU (加入者一人当たりの平均売上) を引き出すことができます」と、シニアアナリスト、ニコール・マコーミック(Nicole McCormick)は述べています。

「しかし、このことによってテキストサービスの収入を食いつぶす結果になりかねない点が、モバイルソーシャルネットワークサービスを提供する携帯電話接続会社にとっては課題と言えます。」とマコーミックは指摘しています。

以上



関連レポート
*『Making a Profit from Mobile Broadband Data 』
(モバイルブロードバンドデータから利益を上げるには)
製品コード: OT00059-002

報道関係の方へ
レポートの執筆者でオーバムの主席アナリスト、クレア・マカーシー(Clare McCarthy) およびシニアアナリスト、ニコール・マコーミック(Nicole McCormick) が、ご質問・お問い合わせにご対応いたします。
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オーバムについて
オーバム (Ovum) は、英国に本社を置く総合市場分析企業 データモニター (Datamonitor) のICTに特化したリサーチ、アドバイザリ、コンサルティングの事業会社です。オーバムは世界 11 ヶ所(本社含む) に拠点を持ち、150名のアナリストがテクノロジー、マーケットレンド、ビジネス、そして政策や規制を踏まえた 予測・分析・リサーチを行ない、情報を提供しています。オーバムは客観的かつ中立的な視点から最適なアドバイスと分析情報を提供し、お客様の戦略立案と意思決定をサポートしています。オーバムでは、通信・テレコム、IT、マーケットトレンド、特にビジネスとテクノロジーの双方の視点で市場を予測・分析しております。このリサーチ情報をベースとして、世界各国の150名のアナリストが、お客様の課題解決、ビジネスやテクノロジーにおける意思決定に役立つアドバイス情報を提供。個別のご相談にもアドバイザリサービスにて対応いたします。
http://www.ovumjapan.com/

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