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オーバム プレスリリース



Twitterに向けられるアプリ開発者の反感

2010年5月19日

スマートフォン向けアプリ市場への参入にあたり、Twitterはその成功に大きく貢献したサードパーティのアプリ開発者との関係を良好に維持する必要があるとオーバムの調査で指摘されています。

データモニターグループ(英文社名:Datamonitor 本社:英国)のICTに特化したリサーチ・アドバイザリ・コンサルティングの事業会社オーバム(英文名:Ovum)の最新の報告書「Twitter grows up and gets serious (Twitterの成長と取組み)」において、ソーシャル・ネットワーキングサイトTwitterが独自のモバイルアプリケーションを開発するにあたり、Twitterとアプリ開発者との関係に緊張感が増していると述べています。

オーバムでは、Twitterがアプリ開発者との良好な関係を取り戻すために、自社開発が目指している方向性を明確なロードマップに示し、それを一刻も早く開発者に開示する必要があると分析しています。

オーバムの主席アナリストであり本報告書の執筆者イーデン・ゾラー(Eden Zoller) は、「Twitterが成長するにつれて自社によるアプリケーションの開発や囲い込みをしたくなるのは避けられませんし、開発者とプラットフォーム所有者の間には常にある種の緊張が存在するものです」と述べ、
「しかし、開発者がサービスとトラフィックの技術革新を推し進めるドライバーである以上、開発者の動向やコミュニティには注意を払わなければなりません。つぶやき全体の75%が(スマートフォンなどの)アプリケーションを通した書き込みであるという事実に留意するべきです」と解説しています。

「もしTwitterが同じ分野で自ら大々的に参加するというのなら、開発者はわざわざ手間とコストをかけてアプリケーションを開発したくはありません。しかし、これこそが、スマートフォン向け自社アプリでTwitterがやろうとしていることのように見えますし、4月に買収したアプリTweetie(下記注釈参照)の場合もまさにその好例と言えましょう」と続けています。

先月Twitterは、自社向けアプリケーションの種類が10万に上ると発表しましたが、これはわずか5か月前の昨年12月の数字から実に倍増しています。また、Twitter関係の開発者会議Chirpの第1回会議の席上では、Twitter代表はプラットフォームでの「コア・エクスペリエンス(中心的技術)」を向上させるようなサービスに焦点を当てたいと開発者に向けて話しました。

「これは一見しただけでも明らかに開発者にとっては喜ばしいニュースではありません。大部分のサードパーティーアプリはTwitterのコア・エクスペリエンス拡充のためのものに他ならないからです」と、ゾラーは述べています。

「たとえば、Twitterはコア・エクスペリエンス拡充としてビデオや写真などのリッチメディアを自ら手掛けようとしていますし、URLリンク短縮アプリも計画しています」

「こうなった以上、開発者は従来取り組むことがなかったバーティカルアプリケーションやその他の分野で技術革新を目指すべきです。厳しい言い方ですが、この考え方には一理あります。初代のTwitterアプリがすっかり定着した現在、Twitterのプラットフォームが成熟するにつれ、開発者もより一層クリエイティブになる必要があるのです」と、ゾラーは結論づけています。

以上



脚註
2010年4月、TwitterはスマートフォンのBlackBerry向け自社アプリの提供を開始しました。以来、BlackBerryからのTwitter新規登録は全体の約7~8%を占めるようになっています。同じく4月、TwitterはiPhone 向けアプリとして人気のTweetie を販売していたAteBits社も買収し、現在はAndroidのデバイス向けアプリケーションを社内開発中です。Tweetieは「オフィシャル」なiPhone向け Twitterアプリと位置づけられ、「iPhone 用Twitter」として再ブランディング中です。また、Tweetieは買収前$2.99で販売されていましたが、Twitterでは無料で配布される予定です。このため、類似のiPhoneアプリの販売を考える開発者は値下げを余儀なくされることになるでしょう。

報道関係の方へ
本報告書のタイトルは「Twitter grows up and gets serious (Twitterの成長と取組み)」です。オーバムの主席アナリストであり、本報告書執筆者のイーデン・ゾラー (Eden Zoller) が、 ご質問・お問い合わせにご対応いたします。
オーバム ジャパン 広報担当へのご連絡は こちら




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オーバム (Ovum) は、英国に本社を置く総合市場分析企業 データモニター (Datamonitor) のICTに特化したリサーチ、アドバイザリ、コンサルティングの事業会社です。オーバムは世界 11 ヶ所(本社含む) に拠点を持ち、150名のアナリストがテクノロジー、マーケットレンド、ビジネス、そして政策や規制を踏まえた 予測・分析・リサーチを行ない、情報を提供しています。オーバムは客観的かつ中立的な視点から最適なアドバイスと分析情報を提供し、お客様の戦略立案と意思決定をサポートしています。オーバムでは、通信・テレコム、IT、マーケットトレンド、特にビジネスとテクノロジーの双方の視点で市場を予測・分析しております。このリサーチ情報をベースとして、世界各国の150名のアナリストが、お客様の課題解決、ビジネスやテクノロジーにおける意思決定に役立つアドバイス情報を提供。個別のご相談にもアドバイザリサービスにて対応いたします。
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